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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

原油先物市場におけるアルゴリズム取引の現状分析

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年07月12日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。今回は少し視点を変えて、原油市場におけるアルゴリズム取引の状況を報告します。米商品先物取引委員会(CFTC)のレポートを使って、実際にどの程度の市場シェアを有しているのかなどを解説します。 ===================================  原油先物市場におけるアルゴリズム取引の現状分析 =================================== <アルゴリズム取引の規模拡大> 2017年の原油市場においては、需給引き締まりを示すデータがみられても、原油相場は軟化する「不思議」な現象が観測されている。例えば米国内原油在庫をみてみると、今年は3月31日の5億3,554万バレルでピークアウトし、直近の6月30日時点では5億0,291万バレルまで累計で3,263万バレル(6.1%)減少している。しかし、原油相場は1バレル=49.31ドルから44.67ドルまで在庫減少と歩調を合わせるかのように下落している。即ち、「在庫減少→原油高」という教科書的な相場ロジックが成立せず、「在庫減少→原油安」がここ最近のメインの流れになっているのだ。 3カ月分となる12週間分のデータで米原油在庫とWTI原油価格の相関係数を計算すると+0.73であり、ほぼ在庫と原油価格が同じトレンドを形成していると結論付けても問題がない程度の強力な相関関係が認められる。
… … …(記事全文4,145文字)
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