□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年10月07日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。プラチナ鉱山業界ではここ2年にわたって業界再編の動きが活発化していますが、今週に入ってから再び大きな動きが報告されています。7~9月期のプラチナ相場が約7年ぶりの低パフォーマンスに留まる中、生き残りを賭けてプラチナ鉱山各社が事業の見直しを活発化させている結果です。現在のプラチナ鉱山業界で何が起きているのか、それが今後のプラチナ価格にどのような影響を及ぼすのかを検証します。 =================================== シバニェの挑戦、アムプラッツに続いてアクエリアスに対しても買収提案 =================================== <Q3のプラチナ相場下落率は過去7年で最大> 7~9月期のNYMEXプラチナ先物相場は、1オンス当たりで前期比-170.40ドルの急落相場になった。これは、2014年7~9月期の-182.40ドルに次ぐ下落幅になる。下落率ベースだと-15.8%になるが、これはリーマン・ショック直後の08年7~9月期に記録された過去最悪の-50.4%以来で最大であり、プラチナ投資パフォーマンスとしては実に7年ぶりの低パフォーマンスに留まったと言える。… … …(記事全文5,073文字)