□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年08月11日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。今回は戦略石油備蓄に関する最近の動きをレビューします。各国は安全保障上の観点から石油備蓄制度を有していますが、ここにきて先進国のみならず新興国も原油安という絶好の機会を捉えて、石油備蓄制度の拡充に動いています。昨年後半から中国の動きが話題になっていますが、実際に中国はどのような備蓄政策を展開しているのかを解説します。また、実はこの局面で米国も備蓄積み増しに動いています。これまで従来の備蓄規模は不要と売却を続けていた米国が、なぜ改めて備蓄増強に動いているのかも検証します。 =================================== 中国7月貿易統計で蒸し返された戦略石油備蓄論、気になる米国の動き =================================== <中国が原油輸入量だけを増やしている意味> 国際原油市場で、8月10日に中国税関総署が発表した7月対外貿易統計(速報値)が注目を集めている。中国の7月原油輸入量が3,071万バレルに達し、過去最高を更新したためだ。… … …(記事全文4,379文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)