□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年08月05日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。シカゴ穀物相場は戻り売り優勢の展開が続いており、今なお6月の急伸相場に対する反動局面にあります。穀物生産は受粉期を迎えていますが、理想的とも言える気象環境を背景に、売り優勢の地合になっています。こうした中、来週12日にはUSDA8月需給報告が発表されます。この8月報告は穀物市場において特殊な意味を持ちますが、どのような展開が想定されるのか、幾つかの指標を用いて検証します。また、商品市況全体がダウントレンドを形成する中、穀物相場の特殊性についても解説します。 =================================== 審判の日を迎えるシカゴ穀物相場、7月以降の急落相場の是非が問われる =================================== <良好な気象環境なら他商品同様に売られ易いが・・・> 世界の資源需要拡大を牽引してきた中国経済の成長鈍化リスクが強く警戒される中、7月以降のコモディティ市況は改めて強力な下押し圧力に晒されている。国際指標となるトムソン・ロイターCRB商品指数の場合だと、5~6月の220~230ポイント水準に対して、8月3日の取引ではついに200ポイントの大台も割り込んでおり、約12年ぶりの安値を更新している。… … …(記事全文4,665文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)