□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年08月03日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。7月下旬以降のプラチナ相場は、約2週間にわたって安値ボックス化しています。基本的な相場環境に変化は見られませんが、7月末の貴金属相場を押し上げたといわれる米雇用コスト指数の評価、最新の南アフリカ生産環境などについて解説します。 =================================== 南ア政府はプラチナ鉱山の人員削減策を牽制、苦しい鉱山会社の回答は? =================================== <雇用コスト指数というマイナー指標が主役になった日> NYMEXプラチナ先物相場は、約2週間にわたって1オンス=950~1,000ドルのレンジで揉み合う展開になっている。プラチナ相場を取り巻く環境が、極めて厳しい状況にあることには変化がない。価格低下に伴う供給減少も需要拡大も見られない中、どこまで価格水準を切り下げれば現物市場からのサポートが得られるのか、明確な見通しを描けない状況が続いている。加えて、世界のプラチナ総供給の8割前後をカバーする南アフリカ通貨ランドが対ドルで年初来安値の更新を続ける中、特にドル建てプラチナ相場は大きく値下がりし易い地合が維持されている。… … …(記事全文4,540文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)