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吉田繁治 (経営コンサルタント )

吉田繁治

ビジネス知識源プレミアム:増刊:複雑な情勢を生む単純な事実はマネーサプライの変化(2:後編)

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(660円/月:税込):Vol.1327 <Vol.1327号:増刊:複雑な情勢を生む単純な事実は、マネーサプライの変化(2:後編)> 2023年4月6日:マネーサプライの減少と金融・経済 本稿では、金融危機という複雑系の現象の底にある単純な事実、米国マネーサプライ(M2)の減少を、取り上げます。タイタニック号が進んでいる厚い霧のなかで2年、3年の見通しがつくでしょう。 ウェブで読む:https://foomii.com/00023/20230407080000107617 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール    yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 前号に続く後編を送ります。 【デジタルマネーの大規模実験】 政府は、2025年の大阪万博の支払い手段をキャッシュレスにすると決めました。2800万人の来場が予想されています。 現金を使わないのは、レジ時間の短縮と、釣り銭の準備をなくすことが目的とされますが、本当のものではない。「しらしむべからず」の財務省官僚は、ときどき、用意周到です。 退任する黒田日銀総裁は、2026年にCBDC(中央銀行が発行するデジタル・キャッシュ:ブロックチェーン)を開始予定と言っています。大阪万博を、CBDCの事前実験の機会として利用する。大阪人は総じてノリがいい。何事でも、東京より先をいくことが、生きがいです。当方は、大阪人とはいえない。居酒屋の会話も一歩離れて聞きます。人々の雰囲気・気分と経済は関係しています。 【2024年からの日銀とインフレの予想】 日銀は、580兆円のゼロ金利国債をもっています。現在10年債の上限金利(誘導目標)は、0.5%です。補助金を抜いたインフレ率が4.5%台であり、今年からインフレ対応の賃金の上昇もあるので、日本の物価上昇も、米国を追って、長期化するでしょう。 低い生産性上昇以上の賃上げですから、約10%の仕入価格の上昇を商品価格に転嫁しなければ、企業は赤字になるからです。 仕入価格の10%上昇を売価に転嫁しない限界は、半年でしょう。米国では、賃金の上昇分(5%)とエネルギー価格の上昇によって、売価が上がり、インフレになっています(23年2月6%台:コア物価は5.5%)。 2023年の日本のインフレが3%台後半から4%台なら、日銀は、最低でも1ポイントは、金利を上げねばならない(理論的には2%から3%ですが、国債が1200兆円の日本にはムリです)。
… … …(記事全文16,200文字)
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