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吉田繁治 (経営コンサルタント )

吉田繁治

ビジネス知識源プレミアム:増刊:MMTの有効性についての検討(前編)

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(木曜刊:660円/月:税込):Vol.1305 <Vol.1305号:増刊:MMTの有効性についての検討(前編)> 2023年1月29日:国債の中央銀行買い取りの有効性 ウェブで読む:https://foomii.com/00023/20230130160000104986 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール    yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 一挙に寒さが増しています。当地でも珍しく二日雪が降って、風が今日も冷たい。室内の床暖房は、穏やかに温かい。普通はそれで十分なのですが、エアコンの暖房もいれています。 【YCCという「利上げ」】 22年12月に、日銀が金融市場の予想外だった0.25%の利上げをし、マレな方法であるYCC(イールド・カーブ・コントロール)として、10年債を利回りが0.5%になる指し値で、買い取っています。(注)海外市場では、円国債の10年債の利回りは、発行時の0.5%以上に上がっていく(=円国債の価格は下がる)と見ている人が、ほとんどです。。 債券市場は、日本のインフレ率(東京都4.3%:12月)の上昇から、国債金利の上昇を予想しています(国債価格は下落)。 長期債の中心である10年満期の10年債の利回りは、0.35%~0.5%の間を波動しています。22年12月までの0.25%から、0.1~0.25ポイント上がった水準です。 ただし米国債とは3.5%くらいの大きな金利差(イールドギャップ)があります。普通の時期なら、日米のイールドギャップは2%以下で、ドル/円の為替は、均衡します。インフレになった現在、ドル金利、円金利、円の価値、ドルの価値ともに、普通の時期ではない。 https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/data/jp10yt.html 【わかりにくいことですが・・・日銀の裏腹の金融政策】 売りに出た10年債は、利回りが0.5%になる指し値で、日銀がほぼ全部を買い取っています。このため、債券市場には、銀行が買う10年債がない。ところが国債の全体では量的緩和ではありません。(注)財務省の新規国債発行分も、0.25%から0.5%に上がっています。 ◎日銀は、ここ7か月、満期が来た国債の、借り換え債を買っていないのです。 借り換え債を買わず、満期の返済を受けとるだけなら、日銀の国債の保有(578兆円:23年1月)は1年に72兆円のペースで減って行きます。これを続けると長短の日本国債の平均満期は約8年ですから、8年でゼロになります。
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