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吉田繁治 (経営コンサルタント )

吉田繁治

ビジネス知識源プレミアム:平成の30年:流通の興亡

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.1001 <1001号:平成の30年:流通の興亡> 2019年4月24日: 顧客にとって商品価値の問題 ウェブで読む:https://foomii.com/00023/2019042510000054068 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール    yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。平成もあと7日。5月1日から令和の時代が始まります。変わるものは何もない。しかし、正月が、毎年おこなっているよりもっと大きく、人間の時間への意識を変えます。 いや人間ではない。日本人だけの、集団の社会的な意識です。明治、大正、昭和、平成の年号は、そうした役割をはたしてきました。敗戦のあと、年号をかえるべきだという政府の意見がありました。裕仁天皇の退位はなく、つづくからとして見おくられています。 平成元年は1989年、日本の資産バブルの最後尾の年でした。80年代の後期の5年は、株価を5倍に、商業地の地価を5倍にしていました。地価のピークでは、皇居の資産価値が、土地が安かったアメリカ全土に等しいいという狂気じみた価格になっていたのです。株価も同じでした。1989年12月の時価総額は、いまと同じ600兆円でした。 1万円札は、紙切れのように溢れ、新地や銀座のクラブでは、不動産のバブル紳士が札束で払っていたという劇画のような世界でした。大阪や京都で飲んで、タクシーで東京に帰るのは珍しいことではなかった。京都から大阪のタクシーでの往復は、普通のことでした。 そのとき当方は、仕事が大阪での会議が中心だったので大阪に越したのです。毎週、新幹線で大阪に着き、2日間から3日間くらいのシステム開発会議のとき、会議場のそばにあった東急インが常宿でした。2年か3年、続けたでしょうか。1年に100日くらいはホテルでした。 いかにもホテル住まいと新幹線の往復がイヤになり、転居をきめたのです。車をのせたフェリーでたち、神戸港に着いて、たしか魚崎という波止場から車で行くとき、通り過ぎる街路の、建てこんだ住宅と電柱をみて、無性に寂しくなったのを記憶しています。平成元年でした。それから30年。スペインの哲学者、オルテガ・イ・ガセットによれば1世代の時間です(『大衆の反逆』という名著あり)。 『資本論』しか読んでいなかったので、当時、サミュエルソンの、赤く分厚い『経済学』を原書と対照しながら、1年をかけて読んでいました。会計学とともに、システム設計の参考にするためでしたが、興味を惹かれたのです。 会計学は、複式簿記による利益計算の、人為的な制度であること、経済学は、経済的な価値の認識の学であることと理解したのです。哲学書風の読み方でした。役立っています。哲学では、サルトルは読めても、難しいことこの上がない、いまもときどき眺める『純粋理性批判』でしょうか。 さっきやっと、新刊書が書きあがりました。20%くらい削って1冊の限界、400ページにおさめました。500ページになりそうだったからです。
… … …(記事全文13,038文字)
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