… … …(記事全文3,336文字)2019年に米CIAの裏工作で大統領に就任したゼレンスキーは任期5年により昨年任期が切れた。だが、ゼレンスキーはロシアとの戦争中を理由に選挙をしなかった。もし選挙を行えば、支持率が低下しているゼレンスキーは失脚し、下手をすればNATOからも梯子を外される恐れがあったからだ。
戦争が続く限りゼレンスキーは大統領でいられる。
●ゼレンスキーが戦争を止められない理由
<2023年6月26日 Vietnam.vn>
<2025年1月8日 AFP>
ゼレンスキーが戦争を継続せざるを得ないもう一つの理由は、“カネ”だ。
西側諸国がウクライナに投下した累計額は2024年12月時点で約42兆円にのぼる。その約4割を米国がUSAID経由で拠出しているが、半分以上が資金使途不明になっている。
以前指摘したように、露宇戦争開始以来、巨額の支援金の大半がゼレンスキーやウクライナ高官の資産、あるいは裏金として各国政府(米国では米民主党や共和党内のDS)に資金還流(キックバック)されている疑惑が持たれている。日本もそうだが、国際援助には必ずキックバックスキームが存在すると思って間違いない。
<ゼレンスキーは大統領就任後8億5千万ドル(1275億円)を得てタックスヘイブンに隠していることが国際調査ジャーナリスト連合「パンドラ文書」で判明している>
ゼレンスキーは戦争を続ければ続けるほど資産が膨らむが、戦争が終わればそれもなくなり、キックバックスキームにトランプ政権のメスが入る恐れがある。そうなれば、ゼレンスキーは勿論、キックバックで不正にカネを受け取った西側諸国の政治家にも捜査の手が伸びる。当然彼らは、ゼレンスキーとウクライナ高官に全ての罪を押し付けて、ゼレンスキーらを抹殺しようとするだろう。
ゼレンスキーは自分の安全保証がない限り、戦争をやめるわけにはいかないのだ。





