… … …(記事全文1,237文字)30年間もの、「失われた日本経済」を生んできた元凶は国内総生産(GDP)の過半分を仕切る政府の経済政策の度重なる失敗にある。財務官僚の省是である家計簿式の「均衡財政主義」が政官財学界とメディアに浸透している。このドグマを故森永卓郎さんの「ザイム真理教」に倣って命名すると「ザイム原理主義」である。それははとっくに破綻しているのに、しぶとく息を吹き返す。
「ザイム原理主義」を定義すると、以下5つの要素で構成される「バカの壁」につきあたる。「
①政府の借金は「悪」で、増税や歳出削減で減らすべきだ
- 国内需要が不振であろうと、増税すれば財政収支は均衡し、健全化する
- 財政収支がバランス、さらに黒字化すれば景気はよくなり、国家と国民が栄える
- 減税のためには財源がなければならない
- 景気対策の財源が不足するから、近い将来増税しなければならない
米国在住の浜田宏一エール大学名誉教授の言を借りると「世界の常識は、日本では非常識、日本の常識は世界の非常識」なのである。