… … …(記事全文13,973文字)「欲張りは最大の敵」をモットーに日経平均連動型のETFでコツコツと利益を出しているコンビニ店員兼ETF投資家の前畑うしろです。
本WEBマガジンでは、私が得意とするリスクの低いETF投資を、オリジナルのテクニックで紹介しながら、過去のデータやテクニカル指標を基に、初心者でも分かりやすく具体的に解説しています。
また、情報収集が苦手な方や忙しい方もおられるため、毎日欠かさず情報を取ったりデータを記録しなくても、これを読むだけで1週間の市場の動きを掴めるような構成、記事内容になっています。
投資も情報もシンプルが一番。初心者はもちろんのこと、なかなか利益を出すことができない方にも参考にしていただき、私と一緒にETF投資のプロを目指しましょう。
-----------------------------
WEBマガジンのご購読ありがとうございます。
今週の27日は、投資をする上で大きなイベントのひとつ「3月権利付き最終日」が控えていました。私が専門としている日経平均連動型のETFに配当はありませんが、例年は、この日に向けて日経平均は上昇する傾向が高いので、私は2月からコツコツと利益を積み重ねながらETFを買い集めてきました。
そんななか、2月に2回、3月には今年3回目の「メガ暴落」が発生し、3月のメガ暴落でETF1570を買われた購読者は、権利付き最終日を待たずに利益を上げられたのではないでしょうか。
そして、権利付き最終日前日の26日には2月27日以来、約1か月ぶりに日経平均は終値で3万8000円を回復。翌日は大幅な上昇を期待していましたが、当日の朝、トランプ米大統領が輸入自動車に追加関税をかけると表明したことで自動車株は軒並み売られ、一時400円近く下げました。
その後、持ち直すも前日比228円安と、2015年以来10年ぶりに権利付き最終日は前日よりも安値で終え、この日を楽しみにしていた投資家の期待に水を差す形となりました。
この表は私がまとめた過去10年分のデータです。今年も誰もが権利付き最終日には上昇するパターンを想定していたと思いますが、現在のような不安定な世界経済では逆にそうならない、ある意味貴重なデータとなりました。来年もこの時期の戦略を立てる際には何かしらのヒントになりそうなので残しておきたいと思います。
これはあくまでほんの一例ですが、こういったデータを基にして過去の傾向を読み取ることができれば、今後のリスクに備えることもできるのではないでしょうか。
そして今回のテーマ記事のデータでは、3月の終値と4月やその後の傾向が分かるようにまとめた表をもとにして、いつもどおり解説しています。
来週からは年度も変わり4月を迎えますが、今後も引き続き私は様々な過去データを日々収集しては研究し、ETF投資に役立ちそうなものを提供していきますので、是非お役立てください。
-----------------------------
【目次】
① 今週の動きを振り返ろう
② 経済情勢や株式市況まとめ
③ テクニカル指標をチェック
④ 今回のテーマ
⑤ 「それホンマかいな?」相場展望
⑥ ETF売買のポイント
⑦無料データライブラリー
⑧ 情報収集
⑨ バックナンバー記事