… … …(記事全文2,409文字)『日産は「第2のシャープ」になってはいけない? いいえ、「第2のシャープ」になるのが正解!ホンダと経営統合したところで未来あんの?待ち受けるのはホンダ・日産・三菱・・・オール給与カットとリストラだけ!バブル崩壊後のメガバンクの轍を踏むな!米国・経産省の思惑は非中国資本!けどEMS世界ナンバーワン企業と組むのが正解!』
時代は大きく転換しようとしています。いや、すでに転換してしまったのかもしれません。
「中島孝志の経済教室メルマガ」には盆も正月もありません。つまり、「月・水・金」雨が降ろうと槍が降ろうと必ず配信することになっています。
年の瀬のいま、なにをお話しようかと考えましたが、気になってることを少し・・・。
12/18、ホンダと日産自動車の経営統合話は、株式市場では、FOMC利下げ云々をすっ飛ばすパワフルなものでした。
救済される日産と三菱自の株価爆謄。一方、「バカなことするな!」と市場は判断したのか、ホンダの株価暴落。その後、自社株買いでカバーしましたけど、そうでもしなければ、株主から訴えられて、統合云々も暗礁に乗り上げていたと思います。
経営統合のきっかけは、いうまでもなく「自動車業界の不振」です。でなければ、しませんよ。
もちろん、これからもずっと続く莫大な研究開発費を、単独でまかなうのはしんどい。まして、売上拡大・利益無尽蔵とバラ色の未来が描けるのならいくらでも出すでしょう。
でも・・・ただいま急ブレーキ。こんなカネ喰い事業に資金を投入する余裕はない。これが本音。財務力抜群のトヨタにしてそうです。ましてホンダ、日産、三菱では無理筋。
世界最大の自動車市場=中国で日本車の売上不振。いや、米欧車も激減。つまり、中国市場の冷え込みはただ事ではありません。
そんな時に、ホンダ・日産の交渉の裏では、台湾の鴻海精密工業から日産への資本提携勧誘。つまり、鴻海にとっては、未来の事業展開を考えるとEVシフトが正解、ということです。
EVという事業・・・別に自動車メーカーでなくてもノープロブレム。ヤマダ電機も進出しています。
そんな鴻海に対して、「第2のシャープになるぞ」と警戒する声がちらほら。
「ホンダとタイアップしろ!」
「日本企業同士で頑張れ!」
ほんまかいな。だれのメリットになるんですか?
日産が復活するつもりなら、相互補完性の高い鴻海とのタイアップが正解。というのも、い
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)