… … …(記事全文2,687文字)『昔、欧州の天地は複雑怪奇!いま、ユーラシアの天地は複雑怪奇!無能バイデン・ハリスは相変わらず「蚊帳の外」!いつも通りネオコンが勝手に始める戦争!プーチンの逆鱗に触れ第三次大戦必至?英米直接攻撃より日本にとって厳しいのは北朝鮮への最新核兵器・ミサイル供与!いまそこにある危機!いつも他人事の軍事ヲタクやバカ殿は対処できる?』
時代は大きく転換しようとしています。いや、すでに転換してしまったのかもしれません。
コップの中で日夜「お祭り」が繰りひろげられてるところ、あちらではきな臭い動きが・・・。
「欧州ノ天地ハ複雑怪奇・・・」続けて、「なる新情勢を生じたので、我が方は之に鑑み従来準備し来った政策は之を打切り、更に別途の政策樹立を必要とするに至りました」
第2次大戦勃発前夜=1939/8/28、かの有名な平沼騏一郎首相(当時)の退陣表明の一節。
「複雑怪奇ってなんやねん?」
敵国同士であるはずのドイツとソ連が突如「独ソ不可侵条約」を締結したこと。「従来準備し来った政策」とはまるまる2年間にわたって、大日本帝国がドイツとの間で「日独防共協定」を「軍事軍事条約」へと格上げするためり交渉のこと。
当時、「バスに乗り遅れてはならない!」とばかりに破竹の勢いドイツとの同盟に目が血走っていたのは海軍。山本五十六に窘められていたところ、平沼が恐懼した条約が結ばれ、「君たちが仲間にしたいドイツは敵国と結んだぞ!いったいどうするんね?!」。
てんやわんやの大騒ぎ。なんたって内閣が潰れたんですから・・・。
ベースにあるのは冷徹なマキアベリズムですよね。期待だとか願望なんぞがつけいる隙間はまったくありません。「同世代なんで」「父親同士がサシで会ってるんで」なんて世迷言もありません。こんな言葉が出てくるだけで「頭ん中お花畑」だと全世界の為政者たちに露呈してしまいました。さすがバカ殿。
一国の指導者としてすべきことは「いまそこにある危機」に現実的に対処すること。これだけです。
さて、9/13、ホワイトハウスでスターマー英首相とバイデンの「非公開会談」が行われました。テーマはウクの依頼=英仏製造長距離ミサイルの使用承認について・・・。
3分でわかる!チャートたっぷり!中島孝志の得する「経済教室」
中島孝志(作家・コンサルタント etc)