Foomii(フーミー)

3分でわかる!チャートたっぷり!中島孝志の得する「経済教室」

中島孝志(作家・コンサルタント etc)

中島孝志

票の切れ目が補助金の切れ目!自民党減反政策の末路!フィリピンはじめ引く手あまたのコメ需要!唯一残った食糧自給率100%コメ!いまこそ「増反政策」に大転換!

『票の切れ目が補助金の切れ目!自民党が続けてきた減反政策の末路!停止しても減反止まらず!コメを作らないほど補助金がもらえる農家の未来!後継者なし未来なし田んぼなし!フィリピンはじめ引く手あまたのコメ需要!唯一残った食糧自給率100%=コメを200-300%にして輸出転換すべし!コメは作れば作るほど補助金を出せ!いまこそ「増反政策」に大転換!』


時代は大きく転換しようとしています。いや、すでに転換してしまったのかもしれません。


「通勤快読」で取りあげた池田先生の本。日経の記事とデータを見て、ああ、だからキッシーはダメなんだ、こんなの相手に農水省の役人たちも大変だな、と痛感しました。事実、官邸と霞が関の対立は水面下でバトル状態のようです。

さて、ご存じのようにわが国の食料自給率は「カロリーベース」で38%。先進国で最低です。

参考までに、米国115%、カナダ221%、フランス117%、ドイツ84%、イタリア58%、最も低い英国でさえ54%。わが国より低いのは韓国34%と台湾32%しかありません。

もし戦争とか災害で海外から食料が入ってこなくなったら・・・餓死する懸念があります。ダイエットにちょうどいい、ではありません。


「食料危機だ」と叫ばれてきた理由は「輸入依存」という現実問題があるからです。生産問題もありますし、流通問題・・・半導体で見られたようなサプライチェーン断絶という大問題が大きいと思います。江戸時代に飢饉が起きた時、東北では人肉食があったとまことしやかに語られることがありますが、これも食物がなかったわけではなく、流通網寸断が真因でした。だから保存食などが大切なんですね。

現代、わが国にもっとも多く食料を輸出しているのは米国です。次が中国です。この両国と外交関係等が悪化して、「おまえには売らないよ」と言われたら終わりです。いくらカモをもっていても、終戦直後みたいに、都市のお金持ちが田舎のお百姓さんに大切な着物とコメを交換してもらったように、足元を見られて吹っ掛けられるのがオチ。

当時は闇米がなければ生きていけない深刻な食料不足の時代でしたが、食料自給率はどのくらいだったかご存知でしょうか? ここが解けると「食料自給率」が噓八百かということがわかります。

… … …(記事全文2,295文字)
  • バックナンバーを購入すると全文読むことができます。

    購入済みの読者はこちらからログインすると全文表示されます。

    ログインする
  • ひと月分まとめての販売となります。1記事のみの販売は行っていません。

    価格:4,400円(税込)

    2023年12月分をまとめて購入する

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2024年11月19日に利用を開始した場合、2024年11月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2024年12月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する