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山田順の「週刊:未来地図」 ― 日本は、世界は、今後どうなっていくのでしょうか? 主に経済面から日々の出来事を最新情報を元に的確に分析し、未来を見据えます。

山田順(ジャーナリスト・作家)

山田順

山田順の「週刊:未来地図」No.621: 元首相暗殺が暗示する、このままでは日本は「誰も来ない国」になる!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山田順のメールマガジン「週刊:未来地図」 No.621 2022/07/12 元首相暗殺が暗示する   このままでは日本は「誰も来ない国」になる!      ウェブで読む:https://foomii.com/00065/2022071209000096875 EPUBダウンロード:https://foomii.com/00065-96944.epub ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  昨日の特別配信でも述べたように、安倍晋三元首相(67)暗殺事件の衝撃は続いている。メディアや識者はあえて口にしようとしないが、この事件の背景こそが、いまの日本が抱えるもっとも深刻な問題だ。  それは、今回の暗殺犯を生んでしまった日本という国の経済衰退、それによる社会の劣化である。とくに、底辺労働者の世界は悲惨だ。さらに悲惨なのが、「技能実習生」という名の「偽装労働移民」である。  しかし、参院選挙の結果を見てもわかるように、国民も政治家もこうした実態に目をつぶり、日本が変わるべきとは思っていない。現状維持でいいと思っている。  このまま世界の変化に取り残されていけば、日本は確実に「誰も来ない国」になるだろう。 [目次] ────────────────────────────── ■これを機に真剣に日本の現状を認識すべき ■日本社会の底辺から夢が失われた ■先進国(?)で1国だけ入国制限を継続 ■スリランカ人女性に「嫌なら国へ帰れ」 ■こんな国なら悪いことをしてもかまわない ■偽りの身分で入国させ働かせる欺瞞 ■日本はすでに移民受け入れ大国 ■SNSで拡散する日本の劣悪な環境 ■移民供給国が移民受け入れ国になる ■シンガポールの介護人材獲得政策 ■狭い範囲での常識を捨てるとき ────────────────────────────────── ■これを機に真剣に日本の現状を認識すべき  安倍晋三元首相が参院選の遊説中に銃撃・暗殺された事件は、民主主義を揺るがす凶行だと、メディアも識者も言い続けている。  しかし、その民主主義により、日本はここまで経済衰退し、社会は劣化してしまった。さまざまな問題が指摘され続けてきたにもかかわらず、それを放置・先送りし、その結果、さらに状況を悪化させてしまった。  今回の参議院選を見ても、政治家は甘い言葉を並べるだけで、国民に対して痛みのあることは一切言わなかった。この繰り返しで、日本は人口減らし続け、経済を衰退させ、つまるところ「世界に誇れる国」ではなくなってしまった。このまま、劇薬である量的緩和を続け、「新しい資本主義」という社会主義的バラマキ政策を続けて行けばどうなるか。自明なことなのに、誰もはっきりとは言わない。  安倍元首相を銃撃した犯人・山上徹也容疑者(41)は、この社会の底辺に暮らす、中年派遣労働者で、明らかに社会に恨みを抱き、1Kの自宅アパートにこもり、手製の銃をコツコツと作っていたのである。  これがどんなことなのか、私たちは真剣に考えるべきだ。安倍元首相暗殺事件は、まさにいまこそ、日本の現状を認識すべきだときが来たと私たちに教えている。
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