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山田順の「週刊:未来地図」 ― 日本は、世界は、今後どうなっていくのでしょうか? 主に経済面から日々の出来事を最新情報を元に的確に分析し、未来を見据えます。

山田順(ジャーナリスト・作家)

山田順

山田順の「週刊:未来地図」No.609:今秋、日本経済に訪れるメルトダウン 、「失われた30年」から「どん底の30年」へ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山田順のメールマガジン「週刊:未来地図」 No.609 2022/05/17 今秋、日本経済に訪れるメルトダウン    「失われた30年」から「どん底の30年」へ      ウェブで読む:https://foomii.com/00065/2022051713042094609 EPUBダウンロード:https://foomii.com/00065-94701.epub ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  あらゆる点で、日本が今後衰亡していくのは確実だ。このことをすでに何度も指摘し、こうすべきだということを書き続けて来たが、最近はバカらしくなった。議論はするが、結局はなにもしない。それが、日本だということがつくづくわかったからだ。  とはいえ、日本経済が持ちこたえられる限界が近づいている。おそらく、今秋には、かなり大変なことになっているだろう。  人口減は続き、物価は上昇し、景気は落ち込み、日ごとに状況は悪化している。しかし、なぜか国民にもメディアにも危機感がない。まさか本当に危機が来るとは思っていないのかもしれない。 [目次] ────────────────────────────── ■イーロン・マスク氏 「日本消滅」ツイッター ■「こども家庭庁」をつくっても解決しない ■国債の大量発行も貧困化の大きな要因 ■日本財政は「自転車操業」状態にある ■「キシダに投資を!」というファンタジー ■ついに始まった怒涛の値上げラッシュ ■7月の参議院選の争点は物価対策 ■近所のスーパーで見かける買い物の変化 ■「リベンジ消費」はもう起こらない ■「生活防衛」「節約生活」番組が増える ■市場原理に反する政策は地獄への道 ■「失われた30年」が「どん底の30年」に ────────────────────────────────── ■イーロン・マスク氏 「日本消滅」ツイッター  世界一の資産家のテスラCEOイーロン・マスク氏(50)の先日のツイッターは、SNSでは大きな話題になった。しかし、大手メディアはほとんど取り上げなかった。  イーロン・マスク氏は、「いずれ日本は消滅するだろう」とツイートし、加速する日本の人口減に対して警告を発したのだった。    すでに私は、このメルマガでマスク氏の考えを取り上げている。4月5日配信の『なぜイーロン・マスクは「長生き」に反対なのか?』だ。  マスク氏の考えは、「人類が直面する最大の問題は出生率の低下による人口減だ」というもので、少子化と高齢化が進むと「社会は停滞し、人類の進歩が止まる」ことを、彼はなによりも心配、懸念してきた。  だから、先日の「日本消滅」ツイッターは、その最適・最悪な例として日本を取り上げたものだが、SNSでも他メディアでも「日本消滅」だけが一人歩きしてしまった。 「消滅」は字義通りの「消えてなくなる」ということではない。日本が少子高齢化による人口減で、経済的にも文化的にもパワーを失うということだ。
… … …(記事全文7,949文字)
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