━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山田順のメールマガジン「週刊:未来地図」 No.595 2022/02/22 アフガンに続いてウクライナでも失敗か? バイデン ・アメリカが世界覇権を失う日 ウェブで読む:https://foomii.com/00065/2022022209000091256 EPUBダウンロード:https://foomii.com/00065-91401.epub ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 本当に戦争になるのか? それともなんらかの外交的な解決がなされるのか? いまのところウクライナ情勢については予測不能としか言いようがない。ゲーム理論通り行けば、このままこう着状態が続いていくだけだろう。 ただし、一つだけ言えることがある。それは、ウクライナで失敗すれば、アメリカは世界覇権を失いかねないということだ。 そうなった場合、日本のダメージは計りしれない。 [目次] ────────────────────────────── ■本当に首脳会談が実現するのだろうか? ■どう見てもアメリカは負けている ■アフガンでの大失敗が今回の引き金に ■情報機関関係者が「侵攻命令が出た」と流す ■タリバン復権を把握できなかった情報機関 ■勝手にタリバンと合意したトランプ前大統領 ■アメリカはタリバンに “降伏”した ■戦争に負け続けても覇権は維持された ■ローマ軍もアメリカと同じでよく負けた ■ローマの秘密は負けたら「倍返し」にあった ■言うは簡単「台湾有事は日米にとっても有事」 ■「東アジア、台湾にも影響を」と英首相 ■言うは簡単「台湾有事は日米にとっても有事」 ■習近平、プーチンはいてもバイデンはいない ■アメリカは建国の理念をなくしたのか? ────────────────────────────────── ■本当に首脳会談が実現するのだろうか? 現在、米ロの駆け引きはギリギリのところに来ている。 緊張状態は極限に達し、思い余ったフランスのマクロン大統領は、なんとか間に入って、アメリカのバイデン大統領とロシアのプーチン大統領の首脳会談の実現に向けて奔走した。 しかし、ホワイトハウスは、「ロシアはすぐにでも侵攻する」「プーチンはすでに決断した」とアナウンスし、首脳会談はロシアによる軍事侵攻がないことが条件だとしている。 先日、ロシアはいったん一部の軍を引くと宣言した。しかし、アメリカは「撤収は嘘」とこれを認めず、「偽旗作戦を行なっている」と非難した。… … …(記事全文7,608文字)