ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00049/2019110107322859936 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2019/11/01 第1986回 4中全会終了 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★中国の政策を決める4中全会終了、結果的には昨年2月の声明の踏襲であり、目新しいものはありませんでした。前回の全中会(3中全会)は、国家主席の任期撤廃を含む憲法改正を行うためのものであり、その後の全人代でそれが承認された。しかし、その後、米中貿易戦争が本格化し、今年に入り香港問題も勃発した。これに対して、何も答えを出せなかったことを意味します。 香港問題に関しても、一国二制度維持に言及するものの、具体的な政策言及はなく、統制強化とも読める文言が含まれている。台湾に関しても同様で、武力を含む強権的な統合を否定していない。 習近平体制 習近平は汚職撲滅を謳う虎狩りでライバルやライバルになりうる次期政治家の芽を摘んでいった。このため、習近平体制の後を見据えた政治家が見えてこない。革命や政権交代は、『担ぐ政治家』がいてこそ成立するものであり、代わりの顔が見えない限り、前には進まない。これは他国も同様で、韓国の文在寅大統領も、批判は強まっているが代わりになる政治家が見えない。日本も同様である。 また、現在の中国の状況を踏まえれば、次の国家主席はバブル崩壊や米中貿易戦争のババを引かされる可能性が高く、早い段階での国家主席就任はリスクが大きすぎる。このため、共青団も上海も習近平にすべて責任を押し付けようとしているともいわれているわけだ。 また、米中貿易協議に関しても、ネガティブな報道が流れている。米国が求める内容は中国の共産党体制とバブルを揺るがすものであり、本質的に呑める内容ではない。しかし、呑まなければさらに対立が激化するわけで、中国としては時間稼ぎをしたいというのが本音だろう。米国側もそれを理解した上での暫定的な部分合意であるといえる。今回、チリでのAPEC総会が流れ、目に見える形での目先のタイムリミットが消滅、米国側からすれば株価が最高値水準まで戻しており、無理矢理合意する必要性がなくなってしまった。また、米議会は中国への妥協的決着に否定的であり、ともに目標を失う可能性があります。 ■中国共産党、「一国二制度」守り香港の繁栄確保 4中全会閉幕 https://jp.reuters.com/article/china-communist-party-idJPKBN1XA2BW?il=0 『共産党は声明で、香港に適用している「一国二制度」を「守り、完成させる」必要があると表明。「憲法および基本法に厳格に従って香港特別行政区とマカオ特別行政区を厳しく統治し、 香港とマカオの長期的な繁栄と安定を保全しなくてはならない」とした。』 『声明は台湾にも言及。中国は「平和的な再統合」を目指す必要があるとし、台湾の独立に反対する姿勢を改めて示した。 今回の中全会は米国との貿易戦争のさなかに開かれたが、声明では言及されなかった。』 『中国交通銀行のシニアエコノミスト、Tang Jianwei氏は「社会主義的な経済システムの改善に関する文言は、資源の再配分に関する部分も含め、昨年の声明を踏襲した」とし、「文言には何も目新しいものはない」と述べた。』 ■香港、習主席仮面でハロウィーン https://jp.reuters.com/article/idJP2019103101002648?il=0 ■中国、トランプ氏との長期的な通商合意に懐疑的=ブルームバーグ https://jp.reuters.com/article/usa-trade-china-talks-idJPKBN1XA172?il=0 ■中国人民銀が10月のTMLF見送り、インフレ加速が緩和方針に影響か https://jp.reuters.com/article/china-markets-tmlf-idJPKBN1XA0A6?il=0 ■「ワッツアップ」狙ったハッキング攻撃、米同盟国の高官ら標的か https://jp.reuters.com/article/idJPKBN1XA2ND?il=0 ■トランプ氏、英労働党党首を酷評 ジョンソン首相に賛同表明 https://jp.reuters.com/article/idJPL3N27G5JE?il=0 ■米下院、新NAFTA「批准への軌道」に=ペロシ議長 https://jp.reuters.com/article/usa-trade-northamerica-idJPKBN1XA2CK?il=0 ■米下院、トランプ氏の弾劾調査開始を決議 公開証言など可能に https://jp.reuters.com/article/usa-trump-impeachment-idJPKBN1XA2E6?il=0 ■フィアットとPSAが経営統合で合意、世界4位の自動車メーカーに https://jp.reuters.com/article/idJPKBN1XA109?il=0 ■サムスン電子、第3四半期は56%営業減益 チップ需要20年に改善へ https://jp.reuters.com/article/samsung-earinings-idJPKBN1XA04C?il=0 ■公取委、巨大IT企業の取引実態で報告書 取引慣行改善へ https://jp.reuters.com/article/japan-fairtrade-idJPKBN1XA0VQ?il=0 ■日本の海運3社、コンテナ船統合会社が立ち直り収益改善 https://jp.reuters.com/article/shipping-japan-results-idJPKBN1XA0KG?il=0 ─────────────────昨日の市況──────────────── ■東京マーケット・サマリー・最終(31日) https://jp.reuters.com/article/idJPL3N27G29A?il=0 ■アジア株式市場サマリー:引け(31日) https://jp.reuters.com/article/idJPL3N27G2X5?il=0 ■欧州市場サマリー(31日) https://jp.reuters.com/article/idJPL3N27G5HT?il=0 ■NY市場サマリー(31日) https://jp.reuters.com/article/ny-markets-summary-idJPL3N27G6L5?il=0 記載なきもの出典 ロイター Bブルームバーグ ────────────────────────────────────── 本メールマガジンに対するご意見、ご感想は、本メールアドレス宛に返信を お願いいたします。 ────────────────────────────────────── ■ 有料メルマガの購読や課金に関するお問い合わせはこちら ⇒ info@foomii.com ■ 購読アドレスの変更、配信停止はこちら ⇒ https://foomii.com/mypage/ ────────────────────────────────────── 著者:渡邉哲也(作家・経済評論家) ホームページ:http://www.watanabetetsuya.info/ Twitter:http://twitter.com/daitojimari メールアドレス:info@watanabetetsuya.info ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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