ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00049/2019091907222658559 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2019/09/19 第1957回 FOMC ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★米国FOMC 市場の予測通りの0.25%の利下げとなった。これに対して、トランプ大統領は根性なしと批判している。米国市場であるが、ファンダメンタルズなど景気悪化を示す指数と好調な指数が入り乱れており、不透明感が漂うが悪くはない状況にある。また、株価に関しても回復傾向にあり、利下げを取り込んだ展開となっていた。金融市場だが、短期金利が長期金利を上回るなど短期資金の枯渇が問題視されていた。これは中国などがドル調達に活発に動いたためと見られている。今回の利下げでこれは若干緩和されることになると思われる。問題は明確なフォワードガイダンスがなかったことで、FRB内でも将来に対する利下げ勢力(ハト派)と利上げ勢力(タカ派)がともに存在することにある。 ビジネスマンであるトランプ大統領は株価を大きな経済指標と見ており、株価を見据えた政治を行っている。中国などへの制裁強化がその典型で、株価が上がったところで追加の制裁処置を打ち出し、下げれば金融緩和などを求め、戻したところで更に制裁をかける、ある意味では非常にわかりやすい市場ともいえる。 ■米FRB、予想通り0.25%利下げ 今後の道筋は明確に示さず… … …(記事全文2,768文字)
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