ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00049/2019071008464556303 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2019/07/10 第1906回 予定稿通りの展開 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★韓国輸出規制 日本は安全保障を理由に輸出規制協議に応じないとしています。また、来日したサムスン副会長、素材メーカーとの面談はできず、銀行などと協議するとしています。 現在、サムスン副会長は『贈賄で執行猶予中であり、別件で粉飾決算の疑いが掛けられている李在鎔受刑者』の状態であり、銀行が協議に応じた場合、コンプライアンス上も問題が生じる可能性があります。 そもそも論として、執行猶予中であり粉飾決算の容疑が掛けられている人が上場企業の役員であり続けることが異常であり、韓国の法令順守に関する大きな問題を内在しているといえるでしょう。 また、このような状態で出国させた韓国当局と入国を認めた法務省にも問題があるといえます。 また、当初入国目的が『迂回輸出などの協議』と報じられており、これは企業倫理上問題がある脱法行為の画策といえるものです。8月中旬、韓国がホワイトリストから外れるまでは、海外子会社で生産された製品の輸出は直接的には規制の対象外ですが、企業統治の精神から言えば、海外子会社もその責任は親会社にある。そして、親会社は日本の法律を守る義務があるわけです。今回、日本のメーカーはこれに応じなかった模様です。… … …(記事全文2,994文字)
渡邉哲也の今世界で何が起きているのか
渡邉哲也(作家・経済評論家)