… … …(記事全文2,712文字)3月5日(水) 富田のメルマガ
◇一時1100円安36260円
株価の乱高下で冷や汗が止まらない。昨日の日経平均は一時969円安と崩れ、終値は454円安37331円と下げ幅を縮めたが、昨夜の日経平均「先物」は0時22分に1100円安36260円と大きく突っ込んだ。そのあと5時20分に190円高37550円と大きく戻すが6時の終値は410円安36950円。先物は2/3夜間の高値38250円から昨夜の36260円まで24時間で2000円急落するなど動きが激しくなっている。
3月メジャーSQ(3/14)が近付く。先物建玉(2/28時点)を見るとGS(ゴールドマンサックス)が▼1万4652枚と前週から5000枚売り建て玉を増やしていていま日経先物のカギを握っている。SQにかけて買い戻すことも想定されるが、次の6月限の姿勢を含めてGSの動向に注目しておきたい。
日経「先物」の日足ボリンジャーバンドを見ておこう。マイナスバンドの下げ幅拡大に伴い株価は「-2」~「-3」に沿う展開となっている。ボラティリティ(変動率)の拡大を意味することから「36000円」方向の模索が否めない状況だ。ただ、上昇して「-1」(本日38041円)を上抜くならバンド形状は落ち着いて横ばいから縮小に転じてくる。いまはその落ち着きを待つところだ。