… … …(記事全文3,530文字)<プラチナ供給不足、プラチナ地金の獲得競争>
ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)は9月10日に発表した「Platinum Quarterly」において、4~6月期の世界プラチナ需給が1.1万オンスの供給不足になったと報告した。3四半期連続の供給不足だが、需給バランスはほぼ均衡したことが確認された。前期比でみると、総供給が28.8%増の187.6万オンス、総需要が22.4%減の188.6万オンスとなっている。
2025年通年だと供給が前年比3.5%減の702.7万オンス、需要が4.5%減の787.7万オンスであり、85.0万オンスの供給不足が見込まれている。24年の96.8万オンス、23年の71.2万オンスに続き、3年連続の供給不足の見通しになっている。地上在庫は22年末の550.8万オンスから、25年末には297.8万オンスへと急減する見通しにある。

