… … …(記事全文2,729文字)<米金利低下・ドル安で正当化できる以上の値上がり>
金相場は過去最高値を更新する展開が続いている。COMEX金先物相場は8月20日の1オンス=3,353.40ドルをボトムに、8月29日に3,500ドル、9月2日に3,600ドルをそれぞれ突破し、足元では3,700ドルに迫る展開になっている。
【COMEX金先物相場(日足)】
9月16~17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で今年最初の利下げが確実視されており、その影響が指摘されている。9月5日に発表された8月米雇用統計では、非農業部門就業者数の伸びが前月比で2.2万人増に留まり、米労働市場が雇用創出能力を失いつつあることが確認去れている。失業率は4.2%から4.3%まで上昇し、2021年10月以来の高水準を記録している。

