… … …(記事全文3,008文字)<トウモロコシ相場の底入れ感が強化される>
CBOTトウモロコシ先物相場は1Bu=400セントの節目で底入れした可能性が高まっている。8月12日に米農務省(USDA)がイールド見通しを引き上げて急落した際の392.00セントがボトムとなり、その後は3週間以上にわたって安値更新が見送られている。8月18~21日には米調査会社Pro Farmerのクロップツアーが実施されたが、そこで改めて豊作見通しを織り込む動きも見送られ、トウモロコシ相場の底入れ感が強化されている。
【CBOTトウモロコシ先物相場(日足)】
豊作見通しに関しては、大きな変化は見られない。米穀倉地帯では受粉期も無難に終わり、収穫期に向けての成熟期間に移行し始めている。今季は深刻なホット・アンド・ドライ(高温乾燥)の発生は報告されておらず、過去最高レベルの豊作環境を想定することができる。

