… … …(記事全文3,144文字)<トウモロコシは豊作見通しの消化一巡か?>
CBOTトウモロコシ先物相場は、1トン=400セント水準での底入れを打診しつつある。今季の米国産トウモロコシの豊作は決定的だが、安値の限界が意識され始めている。8月18~21日にはPro Farmer社のクロップツアーが行われたが、ここでも値崩れは回避されている。米農務省(USDA)需給報告でイールドと生産高見通しが大きく引き上げられた8月12日の392.00セントで当面のボトムを確認した可能性が徐々に高まっている。
クロップツアーでは全米のイールド見通しが182.70Bu/エーカーとされ、昨年の181.1Buを0.9%、3年平均の173.73Buを5.2%、それぞれ上回った。イリノイ州のみが前年比でマイナスとなったが、その他の地域のイールド報告はいずれも前年比プラスになっている。ただし、USDA8月報告の188.80Buには届かず、マーケットに対して豊作見通しのもう一段階の織り込みを迫る数値にはならなかった。

 
		 
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
        