… … …(記事全文2,859文字)<コーヒー相場が2ヵ月ぶりの高値更新>
ICEコーヒー先物相場は、1ポンド=340セント台前半まで値上がりし、6月17日以来となる約2ヵ月ぶりの高値を更新している。7月はブラジルの供給見通しの改善で280~310セント水準で上値を抑えられていたが、8月入りしてからは安値修正の動きが活発化している。
【ICEコーヒー先物相場(日足)】
最大の要因として挙げられるのは、トランプ米政権による関税政策だ。米国はコーヒーを国内で殆ど生産していないため、コーヒー輸入に関税を課すと、輸入価格の高騰に直結することになる。アラビカコーヒーに関してはブラジルが世界最大の生産国・輸出国だが、ブラジルからの輸入品に対して課せられた関税は50%であり、従来のような取引ができる環境にはない。

