… … …(記事全文2,931文字)<中国自動車市場に対する信頼感が低下する>
OSE天然ゴム先物相場は6月3日の1㎏=280.00円をボトムに7月25日の335.00円まで最大で55.00円の切り返しを見せていたが、その後は320円水準で売買が交錯する展開になっている。7月は、1)中国政府の景気刺激策への期待感、2)米中通商協議の進展期待、3)産地天候不順などを手掛かりに投機筋の物色意欲が強くなっていたが、安定的な値上がりを促すことが可能な需給環境にあるのか、懐疑的な見方が再浮上している。大きく値を崩している訳ではないが、売買が交錯する不安定な地合に移行している。
【OSE天然ゴムRSS先物相場(日足)】
上海ゴム先物相場も9月限から2026年1月限への中心限月切り替えが進んでいることで値動きの不安定さが目立つが、9月限は1トン=1万4,000元台中盤と、4月から続く安値ボックス相場を踏襲している。