… … …(記事全文3,643文字)<金先物相場が過去最高値を更新>
COMEX金先物相場は8月7日の取引終了後の急伸地合を形成し、過去最高値更新となる1オンス=3,534.10ドルまで値上がりした。その後は利食い売りが膨らんでいるが、3,500ドルの節目を挟んで不安定な値動きになっている。
金相場が突然に急伸したのは、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の報道で、米国における供給不安が高まったことが理由だ。同紙によると、英国税関・国境取締局(CBP)の裁定文書において、1㎏と100オンスの金地金は、関税対象となる関税コードになると説明されている。これは貿易政策を明確にするために用いられる文書であり、8月7日に発動した新関税において、金は関税対象になっていることが明らかになった。