… … …(記事全文3,302文字)<米国のコークはサトウキビ糖の使用へ>
トランプ米大統領は7月16日、自身のSNSに「アメリカ国内で販売されるコカ・コーラに、本物のサトウキビ由来の砂糖を使用するよう、コカ・コーラ社と協議した」、「コカ・コーラ社は(サトウキビ糖の使用に)合意した」と投稿した。コカ・コーラ社は17日、「一部の飲料の甘味料に高果糖コーンシロップを使用しているが、安全である」との声明を出し、原材料の切り替えについては明言を避けていた。しかし、22日の4~6月期決算の場では、サトウキビ由来の砂糖を使ったコカ・コーラを米国内で販売すると正式に発表し、今秋の発売を予定していることを明らかにした。高果糖コーンシロップの否定というよりも、「製品のラインナップを拡大し、消費者が望む多様な経験への関心に応えたいとしている。
トランプ政権は健康問題に対する関心も高く、「Make America Healthy Again(MAHA=アメリカ国民を再び健康に)」との運動を展開している。MAHAのレポートはA4版73項で構成されるものだが、その中では高果糖コーンシロップについて、砂糖に比べて肥満や2型糖尿病のリスクを高める可能性が指摘されている。また、高果糖コーンシロップは非アルコール性脂肪感や心血管疾患のリスクになるとして、高果糖コーンシロップをサトウキビ糖に切り替える必要性を訴えている。