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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

金相場は先物主導で下げ過ぎ、ドルインデックスの安値更新と整合性取れず

<金先物売りと金ETF買い>

COMEX金先物相場は、6月16日の1オンス=3,476.30ドルをピークに、27日の取引で3,300ドル台を割り込む展開になっている。中東地政学リスクの緩和が進む中、安全資産としての投資ニーズ後退と説明される。ただし、6月中旬の金相場は地政学リスクのプレミアムを大きく加算していた訳ではなく、投機色の強い値動きになっている。


一般的に地政学リスクの高まりで金相場が上昇していた場合、地政学リスクの緩和が進めば手仕舞い売り主導の値下がりになり、その際には取組高は減少に転じることになる。地政学リスクを手掛かりとした買いポジションの必要性が薄れることで、マーケット環境の鎮静化が促されることになる。しかし、6月中旬から下旬にかけてのCOME金先物市場の取組高は大きな変化を見せておらず、実際には短期筋主導の売買環境になっていることが強く窺える状態になっている。すなわち、「地政学リスクの緩和」評価を手掛かりに、短期筋が売りポジションを構築し、短期の値幅取りを狙った売買を活発化させている模様だ。

【COMEX金先物相場(日足)】

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