＜適当な「相互関税」で市場はパニック状態に＞
マーケット全体がトランプ米大統領の打ち出した「相互関税」に揺れ動いている。4月2日に発表された「the America First Trade Policy（アメリカ・ファースト通商政策）」では、世界各国に10%をボトムラインに高い税率の関税を課す方針が発表されている。特に中国は34%となっており、2月と3月に発動された20%の関税に上乗せされると、合計で54%となる。トランプ大統領は選挙キャンペーン中に対中関税60%の可能性に言及していたが、それに近い関税が実現している。欧州連合（EU）が20%、日本が24%、インドが26%、韓国が25%、タイが36%など、主要貿易相手国に対する関税としては異例の高さになっている。
【S&P500種（日足）】

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