□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2022年8月5日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 年初来安値を更新した天然ゴム、需要不安の織り込みに軸足シフト =================================== <RSS先物相場は年初来安値を更新> 天然ゴム相場が軟調に推移している。JPX天然ゴムRSS先物相場は、6月9日の1㎏=267.30円を直近高値に、7月中旬に250円の節目水準で揉み合う展開になった後、足元では220円台後半まで値下がりする展開になっている。これは昨年12月27日以来の安値更新であり、これまで240~270円水準をコアに高止まりしていたゴム相場の地合は明らかに悪化している。 背景にあるのは、他コモディティ相場と同様に需要不安である。世界経済の減速がゴム需要にもダメージを与えるリスクが警戒されており、原油や非鉄金属、鉄鉱石などと歩調を合わせる形で値下がりしている。… … …(記事全文3,843文字)
