□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2022年7月27日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== アムプラッツがパラジウムからプラチナへの需要シフト加速を報告 =================================== <供給過剰のプラチナ需給を変える可能性は?> ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)によると、2022年のプラチナ需給は総供給778.1万オンスに対して総需要715.5万オンスが予想されており、差し引き62.7万オンスの供給過剰見通しになっている。21年の112.8万オンスからは供給過剰幅が縮小するものの、需給は緩みがちな状況が想定されている。 仮にこうした需給緩和見通しが修正されるとすれば、第一に供給見通しの悪化が考えられる。現状では南アフリカの電力供給問題、ロシア産に対する経済制裁といった動きが考えられよう。第二に、需要見通しの改善が考えられる。マクロ経済成長の加速、自動車生産トラブルの緩和・解消、中国の新型コロナウイルスの感染被害抑制といった動きが考えられよう。… … …(記事全文3,021文字)
