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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

「需要リスク」と「供給リスク」の均衡点を探る原油相場

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2022年7月20日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  「需要リスク」と「供給リスク」の均衡点を探る原油相場 =================================== <「綱渡り」の相場環境> NYMEX原油先物相場は6月14日の1バレル=113.68ドルが当面のピークになり、その後は大きく値位置を切り下げている。原油相場に限定された値動きではないが、世界経済の減速による需要不安の織り込みが促されている。6月上旬までは「堅調な需要環境+供給制限」が原油相場を押し上げていたが、6月下旬以降は「需要鈍化リスク+供給制限」に価格形成のロジックが転換している。これまでの需要と供給の双方から需給タイト感が強まるフェーズが一服し、「需要リスク」と「供給リスク」の均衡する価格水準を模索する動きが、原油相場を押し下げている。 6月22日の101.53ドル、7月6日の95.10ドル、7月14日の90.56ドルと、調整高をこなしながらも下値切り下げ傾向を1か月強にわたって続けている。足元では100ドルの節目を回復しているが、まだ下降トレンドチャンネル内の修正高に留まっている。数日で容易に10ドル程度の値幅が形成される可能性を有しているだけに、暫くは上下双方に大きめのボラティリティを想定しておく必要がある。再び「需要リスク」にマーケットの関心が向かえば90ドル水準が打診される一方、足元の「供給リスク」にマーケットの関心が向いた状況が続けば110ドル台乗せが打診される。
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