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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

景気減速懸念とドル高でプラチナ相場も急落、反転のシナリオはあるのか?

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2022年7月7日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  景気減速懸念とドル高でプラチナ相場も急落、反転のシナリオはあるのか? =================================== <景気減速とドル高でコモディティ価格は急落中> 7月4日の独立記念日の連休明け後のコモディティ市場は、専ら景気減速懸念の織り込みを迫られている。独立記念日に何か強力なネガティブ材料が急浮上した訳ではないが、各国の急激な金融引き締めに実体経済が耐えられないリスクの織り込みが進んでいる。CRB商品指数は年初の233.00ポイントが6月9日には329.59ポイントまで上昇していたが、足元では276.13ポイントまで急低下している。高値からは16.2%の下落率であり、この環境で特に景気連動性の高いコモディティ相場を大きく押し上げるのは難しい。ロシアがウクライナに侵攻した時点のCRB商品指数は269.01ポイントであり、このままの下落ペースが維持されると7月上旬にはウクライナ危機前の相場水準に回帰することになる。 しかも、足元ではドル高圧力が発生していることが、ドル建てコモディティ相場を大きく押し下げている。米連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派スタンスは従来から変わりないが、それに加えて景気減速懸念を背景としたドル回帰の動き、ユーロ圏経済がスタグフレーションに陥る懸念と欧州中央銀行(ECB)の利上げペースの鈍さを背景としたユーロ安の動きが、ドルを大きく押し上げている。ドルインデックスは年初の95.67ポイントから7月6日高値は107.26ポイントと、約半年で12.1%上昇している。
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