□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2022年6月17日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 金市場の目線で6月FOMCを振り返る、金利急伸でも底固い金相場 =================================== <6月FOMC前後の金市場で起きたこと> 6月14~15日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、フェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を0.75%引き上げ、1.50~1.75%とすることが決定された。3月に0.25%の利上げでゼロ金利政策を解除し、5月に0.50%の追加利上げに踏み切ったが、0.75%の大幅利上げは1994年以来27年ぶりのことになる。 前回5月の会合では、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は6月と7月にそれぞれ0.50%の利上げを実施する方針を示し、同会合の議事要旨でもこうした見通しは追認されていた。このため、今会合も直前までは0.50%の利上げが確実視されていた。しかし、6月10日に発表された5月消費者物価指数が8.6%上昇と、3月の8.5%上昇を上回って40年5カ月ぶりの高水準になったことを受けて、従来のガイダンスを崩さざるを得なくなった模様だ。… … …(記事全文3,676文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)