□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2022年4月20日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== ロシア軍のマリウポリ制圧が近づいていることは金買い材料?売り材料? =================================== <2,000ドル到達後の調整売り> COMEX金先物相場は4月18日に1オンス=2,003.00ドルまで急伸して3月11日以来の高値を更新したが、19日の取引で前日比27.40ドル安の1,959.00ドルと急反落し、20日のアジア時間には更に1,950ドルの節目も割り込む展開になっている。 要因の一つは、単純な過熱感だろう。2,000ドルの節目を短期的な目標に設定していた向きが多かったため、同水準到達で利食い売りが膨らんだ模様だ。18日の段階で2,000ドル到達直後から利食い売りが膨らんでおり、そこから50ドル幅の値下がりになっているが、「調整安」との評価が可能である。… … …(記事全文3,405文字)