□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2022年2月24日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== ウクライナ危機で穀物相場が急騰、世界の穀倉地帯での軍事紛争 =================================== <ウクライナ情勢緊迫化で穀物相場も急伸> シカゴ穀物先物相場が急伸している。CBOTトウモロコシ相場は昨年6月以来、小麦先物相場は2012年7月以来、大豆先物相場は12年9月以来の高値をそれぞれ更新している。幾つかの要因が複合的に絡み合った結果だが、足元ではエネルギー市場と同様にウクライナ情勢に対する関心が高い。 2月24日の東京タイムには、ロシアのプーチン大統領がウクライナに対する軍事侵攻を宣言し、各地で爆発音が報告されている。既にロシア軍はウクライナ軍の防空システムを制圧したとみられるが、2022年に帝国主義時代のような軍事侵攻が行われていることが、マーケット全体に大きなショックを与えている。… … …(記事全文4,112文字)