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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

ボックスが続くプラチナ相場の論理、ウクライナ情勢を受けてのPGM市場の見方

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2022年2月2日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  ボックスが続くプラチナ相場の論理、ウクライナ情勢を受けてのPGM市場の見方 =================================== <弱気後退≠強気、投機筋の買い増えず> NYMEXプラチナ先物相場は、昨年12月15日の1オンス=886.00セントで底入れした後、年末・年始を挟んで900ドル台中盤までコアレンジを切り上げていたが、1月下旬にはウクライナ情勢の緊迫化を受けて改めて買い圧力が強まり、1月26日高値は1,064.60ドルに達している。これは昨年11月19日以来の高値更新となるが、その後は金相場の軟化から28日安値991.10ドルを記録した後、金相場の反発と連動して1,020ドル台後半まで再び切り返すなど、値動きの不安定さが目立つ状況になっている。 マクロ環境としては、昨年9月と12月の900ドル割れで底入れした後の値固め、ないしは安値修正のフェーズにある。昨年9月は半導体供給障害のピーク、12月は「オミクロン」の脅威と不確実性がプラチナ相場の急落を促していたが、こうしたリスクイベントを一応は消化した形になっており、下値不安は後退している。ただ、それを明確な上昇トレンドに発展させるまでは至っておらず、昨年8月以降は約半年間にわたってボックス気味の展開が続いている。900~1,000ドルのレンジでは物色妙味がある一方、1,000~1,100ドルのレンジでは調整リスクに備えるというのが、少なくとも過去半年間の適切な相場対応だった。
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