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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

安値ボックスが続くプラチナ相場の論理、安値修正のニーズはあるが

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2022年1月11日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  安値ボックスが続くプラチナ相場の論理、安値修正のニーズはあるが =================================== <ダブルボトム形成も反発力鈍い> NYMEXプラチナ先物相場は昨年9月と12月の二度にわたって1オンス=900ドル台を割り込んだ。9月は東南アジアのパンデミックによる自動車生産トラブル、12月は「オミクロン」による世界経済の先行き不透明感が、ともにプラチナ相場を大きく押し下げた。しかし、12月15日の886.00ドルで2021年の年間安値を記録した後は、年末・年始を挟んで安値修正の動きが強まり、今年1月5日には1,004.80ドルまで上昇し、昨年11月23日以来の高値を更新していた。「オミクロン」の脅威に対する警戒感が後退したことで、投資家のリスク選好性が高まり、株式や原油相場などの安値修正の動きと歩調を合わせて、プラチナ相場も値上がりしていた。 しかし、1月5日の引け後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(12月14~15日開催分)がタカ派と評価されると戻りを売られ、1月10日安値は919.50ドルに達している。早期利上げ観測から投資家のリスク選好性が後退したことに加えて、米長期金利上昇で貴金属の投資コストが増大したことで、金相場の上値が圧迫される動きと連動してプラチナ相場も値下がり対応を迫られた。
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