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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

FOMC後も金相場はネガティブ材料の消化継続、底入れの時期は近づくも

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年12月17日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  FOMC後も金相場はネガティブ材料の消化継続、底入れの時期は近づくも =================================== <予想通りも、激変する米金融政策環境> 12月14~15日に今年最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催された。当然に政策金利であるフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標は0.00~0.25%で変化なかったが、資産購入縮小(テーパリング)のペースについては、2倍に引き上げることが合意された。11月と12月は月額300億(米国債200億ドル+MBS100億ドル)のペースになるが、来年1~3月はこれを600億ドル(米国債400億ドル+MBS200億ドル)までペースを加速させることになる。これによって、テーパリング終了時期は来年6月から3月まで前倒しされることになり、10月までは1,200億ドルのペースで行われていた資産購入が、僅か5か月でゼロにされることになる。 11月に始まったばかりのテーパリングを、12月に修正するのも異例だが、月額600億ドルのテーパリングも異例である。例えば、前回2014年のテーパリングは850億ドルから750億ドルまで100億ドル縮小することから始まり、ゼロにするまでには10カ月の時間を要した。資産購入規模がその1.4倍であることを考慮すれば、当初計画の8カ月でも異例の速さだったが、これを5か月で終わらせるということは、金融政策環境が短時間に激変したことを強く示している。
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