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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

FRBに対する警告としての金価格上昇、米金利上昇・ドル高よりもインフレ懸念

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年11月16日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  FRBに対する警告としての金価格上昇、米金利上昇・ドル高よりもインフレ懸念 =================================== <金融政策への警告としての金価格上昇> COMEX金先物相場は、約5か月にわたって続けてきた1オンス=1,720~1,840ドルのボックス相場を上抜けし、足元では1,870ドル台での取引になっている。これまで3度にわたって弾かれていた1,840ドルの抵抗を上抜き、1,900ドルの節目まで残り20ドル強の値位置に到達している。6月14日以来の高値を更新しており、地合が引き締まっている。 これまでボックス相場が形成されていたのは、「インフレ警戒の買い」と「金融政策正常化の売り」が交錯していた結果だった。インフレ圧力が徐々に強くなっていることが金相場を下支えするものの、その一方で金融政策の正常化議論が上値を圧迫し、概ね1か月程度のスパンで上昇と下落を繰り返しながらも、トレンド形成には至らなかった。こうした議論が集約されているのが実質金利環境であり、米10年債の実質利回りがマイナス1.0%水準で膠着化する中、金相場としては明確なトレンドを形成できない状況に陥っていた。
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