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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

天然ゴムが年初来安値を更新、東南アジアのパンデミックは需要不安か供給不安か

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年8月27日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  天然ゴムが年初来安値を更新、東南アジアのパンデミックは需要不安か供給不安か =================================== <年初来安値を更新> JPX天然ゴム先物相場は、7月15日の1㎏=205.30円をボトムに19日の230.20円まで切り返していたが、27日には一時204.40円まで下値を切り下げる展開になっている。7月下旬から8月中旬にかけては、新型コロナウイルスの感染拡大や中国経済の減速懸念を背景に原油や非鉄金属相場が軟化する中で、ゴム相場は独歩高とも言える展開になっていた。このため、表面化していない需給ひっ迫要因の存在も警戒されていた。しかしその後の急落地合を見る限りは、投機色の強い買いが膨らんでいただけであり、なお地合の悪さ目立つ状況になっている。中心限月ベースでは2020年10月20日以来となる約10か月の安値を更新している。結果的には下値切り下げのトレンドが確認されており、ボトム形成は見送られている。 8月25日に8月限が納会を迎えたが、受け渡し価格は203.10円だった。5月限の259.80円が、6月限では236.90円、7月限では210.90円と値下がりしているが、3か月連続で受け渡し価格が引き下げられている。これは2020年8月限の170.70円以来の安値であり、ゴム相場の実勢悪化が続いていることが確認できる。1月限では335.00円を付けていたが、それから7カ月で131.90円(39.4%)もの急落地合になっている。
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