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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

天然ゴム相場は年初来安園を更新、売買テーマ不在の中の軟調地合

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年7月15日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  天然ゴム相場は年初来安園を更新、売買テーマ不在の中の軟調地合 =================================== <年初来安値更新が続くJPXゴム相場> JPX天然ゴム先物RSS相場は、6月25日の1㎏=244.00円を戻り高値に、足元では210円水準まで値下がりしている。7月15日安値は205.30円になっているが、これは昨年10月20日以来の安値であり、連日のように年初来安値が更新されている。一方、上海ゴム先物相場は、1トン=1万3,000元台前半で方向性を欠いている。1万4,000元台乗せにトライする訳でも、改めて1万3,000元を割り込む訳でもなく、決定打を欠いている。このため、7月のゴム相場のマクロ環境に関しては、「上海ゴム相場の堅調地合」と「JPXゴム相場の軟調地合」が共存するいびつな状態と言えるが、足元では上海ゴム相場もやや上値の重さが目立ち始めている。 中国の6月新車販売台数は、前年同月比12.4%減となった。2カ月連続でマイナスとなっており、世界的な半導体不足による自動車生産台数抑制の影響が明確に確認できる状況にある。中国汽車工業協会は、国内の景気回復が新車販売を後押しする一方、半導体不足の影響が続くとして、需要と供給とのギャップ発生に警戒感を強めている。これと同様の動きは世界各地で報告されており、新車向けタイヤ需要環境の見通しは悪化している。半導体メーカーの生産設備増強の動きから徐々に問題解決に向かう見通しだが、現段階では明らかに新車需要を満たす供給を行うことが難しくなっている。
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