□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年7月1日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 作付面積報告を受けてシカゴ穀物相場が急伸、サプライズが発生した意味 =================================== <予想を大きく下回った作付面積> 6月30日のシカゴ穀物相場は急伸した。CBOTトウモロコシ先物相場12月限は、前日比40.00セント高の588.50セントとなり、ストップ高貼り付きで引けている。CBOT大豆先物相場11月限は、同86.50セント高の1,394.00セントとなっている。6月下旬は、産地環境のリスク評価が定まらないことで、上値が重いながらも下げ渋る展開が続いていたが、月末を前に一気に安値修正が進んだ格好になる。 マーケットで注目されたのは、この日に米農務省(USDA)が発表した作付面積と四半期在庫(6月1日時点)の二つの統計である。特に、作付面積がマーケットの想定を大きく外れたことが、パニック的な買いを呼び込んだ格好になる。… … …(記事全文3,555文字)
