□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年6月24日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 「バーゼルⅢ」が金価格の暴騰を促す? 金価格の高ボラティリティ化のリスク =================================== 6月の金市場を騒がせているテーマがある。バーゼルⅢ(Basel Ⅲ)が6月28日に欧州の金融機関に対して、そして2022年1月1日にはイギリスの金融機関に対しても適用開始が予定されているため、これが金市場に大きな混乱をもたらすのではないかとの議論が行われているのだ。 「バーゼルⅢ」は銀行の自己資本比率に関するグローバルな規制の枠組みであり、2007~08年にかけて発生した世界同時金融危機の反省から、金融機関の健全性を担保するためのものである。バーゼル規制では、自己資本比率を「自己資本比率=自己資本÷リスク資産」で定義しており、信用リスクや市場リスク、オペレーショナルリスクによって保有する資本の金額を調整し、自己資本の質と量の強化が促されることになる。… … …(記事全文2,647文字)