□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年6月21日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 需給要因で先高感を維持する原油相場、認識しておきたい二つのリスク要因 =================================== <イラン大統領選挙を終えての原油相場> 6月18日にイランで大統領選が実施されたが、事前の予想通りにイブラヒム・ライシ司法府大統領が当選した。イランでは、大統領選に立候補するためには護憲評議会の事前審査をパスする必要があるが、事前に穏健派の候補者は排除されていたため、無難な結果に終わったと言える。 当然にイランのみならず国際社会からは今回の大統領選の正当性に疑問の声も上がっている。例えば、米国務省は「イランの人々は自由で公正な選挙のプロセスを通じて自分たちのリーダーを選ぶという権利を否定された」として、正確に世論を反映した選挙結果と言えるのか懐疑的な見方を示している。ただ、「一連のウィーンでの会談で達成された意義ある進展をさらに発展させていきたい」として、核合意の立て直しを巡る協議に関しては継続する姿勢も示しており、直ちに米国=イラン関係が急激に悪化する事態は回避できそうな状態になっている。… … …(記事全文3,729文字)