□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年5月12日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== サウジが日量100万バレルの自主的減産を表明、政治・経済・外交的な焦燥感 =================================== <サウジアラビアが自主的減産を表明> サウジアラビア・エネルギー省は5月11日、国営石油会社サウジアラムコに対して、6月の産油量を日量100万バレル減らすように指示したことを明らかにした。サウジアラビアは、石油輸出国機構(OPEC)プラスの枠組みの中で5月1日からの協調減産に参加しているが、これとは別に自主的な追加減産を行うことで、需給リバランスの流れを加速させることになる。 サウジアラビアの発表によると、6月の産油量は日量749.2万バレルとなり、減産幅は480万バレルに達すると報告されている。サウジアラビアの産油量に関しては、Reutersの調査で4月産油量が1,130万バレルとなっているが、これを849.2万バレルまで削減する必要がある。このため、本来であれば280.8万バレルの減産対応が求められるが、その減産割当を100万バレル引き上げる格好になる。また、数値については公開されていないが、5月にも自主的減産を行うとして、数十万バレルの追加減産が実施される可能性もある。… … …(記事全文4,235文字)
