□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年5月11日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 4月雇用統計で米国民の「痛み」を確認、FRBは近く戦略修正を迫られそう =================================== <4月米雇用統計、見掛けの数値以上に厳しい雇用環境に> 米労働省が5月8日に発表した4月雇用統計では、非農業部門就業者数が前月比2,050万人減となった。また、失業率は前月の4.4%から14.7%まで急伸した。雇用者数の減少幅は1930年代の世界大恐慌以来で最大であり、失業率の伸びは統計のある1948年1月以来で最大になっている。雇用者数のレベルは2011年2月以来で最低であり、過去9年間をかけて積み上げてきた雇用が一瞬にして喪失された状況になっている。もちろん新型コロナウイルスの影響であるが、感染被害防止のために経済活動を一気に終息させたことが、雇用環境に対して甚大なダメージを与えたことが明確に確認できる。 この統計は4月第2週までの統計になるが、その後も新規失業保険申請件数の急増傾向が続いていることを考慮すると、現在では更に厳しい状態にあるのが確実視される。また、労働省も今回の雇用統計では雇用環境の悪化を十分に補足できておらず、隠れ失業者が多数存在している可能性を指摘している。… … …(記事全文3,649文字)
