□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年5月8日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 新型コロナ対策第5弾の議論開始、米財政環境と金価格との関係性を巡る歴史 =================================== <国債と通貨の信認問題> 新型コロナウイルスとの人類の戦いは「戦争」に例えられることが多いが、戦争とお金は切っても切れない関係にある。戦争を行うためには巨額の資金が必要であり、何らかの形で戦費を調達する必要がある。歴史的には三つの政策があり、1)増税、2)外国からの借り入れ、3)国債の国内消化になる。 例えば、日露戦争では当時の政府歳入が4億円だったのに対して、戦費はその5倍の約20億円と推計されているが、当時の政府は所得税の増税とタバコ・塩の専売制による歳入拡大と同時に戦費の約4割である7億円を外債の形で海外投資家から調達した。司馬遼太郎の『坂の上の雲』では、当時の日本銀行副総裁・高橋是清が米国、そして欧州を駆け回り、最終的にはロシアから迫害を受けているユダヤ人の銀行家ヤコブ・ヘンリー・シフからの資金調達に成功した状況が描かれている。… … …(記事全文3,798文字)
